その30分ほど後の朝7時。
あれ?雨が上がってる。
当日集合のスタッフも集まり、外がガヤガヤしだす。
レース当日、天候回復です。
やったー。
で、外では周回チェック用の車をパドックからコースに上げないといけないんで、早速小規模なアタックが開始されてます。
・エクストレール・・・×
・マーチ・・・×
・ランクル・・・×
ヌルヌル&やや曲がっているレイアウトがいかんらしい。
こんなところにレース開催の危機がwwwww
結局、スタートライン最後部につながる坂が一番直線だっていうのでエクストレールが無事登頂成功、危機を突破。
で、朝飯前からOさんに呼ばれ、マーシャルYさんと意見交換。
要は、コースをどうするかって話。
雨が上がったはいいけれど、水分供給されない泥は粘りを増してやっかいな存在に変わるという懸念ですね。振っていれば泥は柔らかいから遠心力で飛んだりするけど、粘るとコッテリまとわり着く訳で。
んじゃ、走ってみましょーってんで早速コースイン。
この展開により朝飯食うの忘れてます。
強烈な雨の影響か、ホームストレートが何だかふっくらしてるしwww
もうね、俺のホンダがイセキかクボタかってくらいに路面を耕運する訳ですよ。
そして一番難しいのが発進時に安定させることっていう位で・・・。
で、結局は、
1・レース開始を30分遅らせる。
2・モトクロスコースのみにして練習走行をしてもらい様子を見る
3・林間コースは避ける
ということになりまして。
ライダースミーティングでは、その辺りに関して「今日は路面と戦っていただきます」っつー宣言が出ました。
午前の2時間レースは、3台づつ位に分けたスタートという変則的なやりかたで幕を開けました。
スタートを終え、最後尾からコースインして4コーナーの先に・・・
う~ん。
練習走行ではなんとか走れても、いざ競技となって他車がいる中で一度減速したり停まってしまうとやはりこうなって・・・。
マシンを片隅に寄せて近づくも、横倒しやら逆走戻りやらでテンテコ舞い。
今やるべきことは判断。
どうする?
どうする??
どうする???
・ライダーの技量で様々な状況になるのがレース。
・押したり除けたりでなんとかなれば、それはそれでレースとしては成立だが・・・。
・ライダーやヘルプで入っているマーシャルが足を滑らせる様な状況。
・つまり危険を避けることが難しい。
・逆走はまずい。
・レースとしての成立は・・・?
・ライダーもあんまり面白くないかな?
・ベテランスタッフの知恵で、タイヤの空気を落とさせることで脱出可。
・レースは始まったばかり。
・このキツイ斜面を避けてコースをレイアウト出来るか?
・上りでもゆるやかなレイアウトで慎重に走ってもらえれば・・・
・あの1点さえクリア出来れば・・・
むむむ・・・
ポクポクポク、チーン!
無線で本部に提案。
コースを変更しましょう!!
レースは序盤で赤旗による中断。
反対意見もあったけど、「ショートカットでは無いコース変更」を行うことに。
あぁ神様(※)、どうか上手くいきますように・・・。
~続・・・ける~
※リックジョンソン様